マイワシ、カタクチイワシ、マサバ、カツオ等の複数種の種間関係を考慮した回遊モデルを構築し、小型浮魚類の資源変動に関与する物理的・生物的要因の解析を行う。まずカタクチイワシとカツオが表現できる回遊モデルを構築し、次いでマサバの回遊モデルの構築を開始する。さらにマイワシ、カタクチイワシ、マサバ、カツオ等複数種の種間関係を考慮した回遊モデルに発展させ、物理的要因および生物的要因(競合種、捕食者)による資源変動への影響を明らかにする。多様な魚種の生産力を持続的にかつより多くの漁業生産を可能とする利用方策を検討する検討する。
小型浮魚類の漁獲と捕食による減耗と、餌生物を考慮した個体群動態モデルを構築する。本プロジェクトの他課題で得られた、成長や生残に影響する環境や初期生態の情報を、モデルに組み込むよう改良し、多様な魚種の生産力を持続的にかつより多くの漁業生産を可能とする利用方策を検討する。