2013年11月25-27日の3日間に亘り、中間推進会議が開催されました。この会議は、様々な学術分野の科学者が参加しているSKEDプロジェクトにおいて、研究成果の相互理解進めると共に、各課題およびプロジェクト全体の研究推進上の問題点を明らかにし、また、その解決のために取り組むべきことを議論することを目的として行いました。十分な議論時間を確保するため合宿形式で開催しましたが、各系の議論においては夕食後夜10時過ぎまで白熱した議論が続きました。
この中で、黒潮生態系や魚類生産の変動機構解明には、"動物プランクトン生産の変動機構の理解"が重要であるという共通認識を持つことができました。動物プランクトンの種組成や生産は、数値モデルやリモートセンシングの技術が応用しづらいため、現場観測や室内実験による地道な研究が必要ですが、今後この課題解明のために動物プランクトンに関する課題を強化すると共に、他の課題も解明に協力していくことが確認されました。